ひとりごと   update 2018/7/18
2018年7月17日
10周年特別企画 洗浄滅菌業務基礎研修会が無事に終了しました。2年ぶりの基礎で内容やテキストも全て見直してのイベントでした。 今回は、「1日で完結しよう」「対象者は3年未満にしよう」「部門の役割、洗浄から滅菌、供給まで全て網羅しよう」というコンセプトで企画を練り直しました。 特にテキストは、どこまでの情報が必要であるか、どんな表現が適当か?なども少しだけこだわりました。これまで、パワーポイントの圧縮版を使用してましたが、いざ振り返ると情報が足りないと気がつく場面もありました。 当日は、貴重な休日と猛暑にも関わらず熱心な方々が81名も参加して頂きました。ありがとうございます。 主催者側の感想ですが、1日で全体を通して主に要点を解説する方法も割と良かったのかなと評価しております。今回の研修会で疑問が解決できたり、 職場に持ち帰って業務改善などに役立てば幸甚です。

なお、今回のテキスト(全52ページ)は1部1,000円で販売しております。(テキスト見本/pdf)
事務局にお問い合わせ頂くか研究会にお越しの際、お買い求めくださいませ。
(購入→お問い合わせページのメッセージ欄に「テキスト購入希望」と明記の上送信ください)

代表 久保木 修
 
2018年5月22日 -(1)
研究会設立10周年特別企画として、7月1日に基礎研修会を開催致します。この時期に告知して参加者が集まるか些か疑問ではありますが… 今回のコンセプトは、一回で完結することにしています。どちからと言うと広く浅く、部門に必要な項目について解説する形としています。 過去に基礎講座を行なっていましたが、年二回で全て終えるまで2年要してました。これはこれで価値はあったと評価していますが、今回の企画は物事を根本的に見直すことから始めました。 さらに今回は思い切って、日曜日に設定しました。土曜日に稼働している施設は多いとのことでしたのでより参加しやすい日を選択しています。 今回は予算の都合上、軽食が準備できません。また、企業展示も単位寄与もなくがっつりと基礎を学んで頂く企画であります。 なお、テキストは基礎研修会終了後、在庫があれば事務局で取り扱う予定であります。

代表 久保木 修
 
2018年5月22日 -(2)
19回の研究会が終了しました。
今回は、初めから終わりまで整形外科借用器械に関するテーマで構成しました。 まず、施設でどのように処理しているかを実態調査報告を行い、次に5施設から発表して頂き、借用器械の受付から使用、返却までの流れを丁寧に解説してもらいました。施設によって背景は異なりますが、洗浄・滅菌部門のマネジャーや手術室師長、感染管理認定看護師がヒト・カネ・モノ・情報を有効に活用しているように感じました。 休憩を挟み、講演1は、研究会役員の山内氏(京都府立医大病院 手術看護認定看護師)から整形外科手術(今回は、人股関節置換術)の解説を動画等を用いて丁寧に解説してもらいました。 例えば、臼蓋リーマーはどのように使われ、どのような汚染物が付着しているかなどは、なかなか知る機会がありませんのでとても有意義であったと思います。 講演2は、ストライカーの東氏からハンドピースのメンテナンスや良くあるトラブルからトラブルが発生する要因などについて説明がありました。 本体を逆さにして洗浄する事や、ブラシの太さなど詳細まで確認できたことは、現場に即役立つ項目であったと思います。 今回の実態調査にご協力くださった関係者に御礼申し上げます。

貴重なお休みにも関わらず、研究会への参加および企業展示にご対応くださり本当にありがとうございました。

京滋滅菌業務研究会
代表
久保木 修
 
2018年1月
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別の御厚情を賜りまして、誠にありがとうございました。

今年は、5月と10月に研究会を予定しています。5月の研究会は、借用器械の取り扱いについてテーマが決定しておりますので、ご興味のある方は是非ご参加くださいませ。 また、今年は基礎講座の開催を検討しております。今後の役員会で具体的な日程や内容について協議する予定です。また、詳細が決定しましたらアナウンスさせて頂きます。

皆様のご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
2017年11月14日
第18回の研究会が無事に終了致しました。
参加者、展示企業、事務局、役員の方々ありがとうございました。 この研究会も設立から10年が経過しました。研究会の第1回は平成19年4月になりますが、役員会を開催して京滋滅菌業務研究会という名のもとに活動を始めたのが、平成18年11月になりますので、この記事が掲載されるころには10年を迎えることと思います。10歳ですと、よちよち歩きからもう小学生となっている訳ですね。 数多くの方々の協力を頂き、この研究会も少しは地域に定着してきたのかな?と思ったりしています。 少ない役員で運営していますが、各自アイディアを持ち寄って創意工夫して研究会の企画やイベントを開催しています。参加者には毎回のように実態調査にご協力くださり感謝申し上げます。

来年は10年目であり第20回の節目を迎えます。真新しい事は出来ませんが、皆様が「参加したい」「参加して良かった」「参考なった」と評価して頂けるプログラムを考えますので引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ちなみに第20回の節目なので特別大きなイベントは今のところ予定していません(笑)



京滋滅菌業務研究会
代表
久保木 修
 
2017年5月20日
17回研究会が終了致しました。
今回は、164名の方にお集まりくださりました。参加者の方、本当にありがとうございました。また、貴重な休日にも関わらずたくさんのメーカーの方が展示くださいました。こちらも感謝を申し上げます。昨今は各地区でも研究会の活動が盛んなりメーカーの担当者もお休みが満足に取れないと伺っています。設立した当初は参加者100名を目標として活動を続けてきました。ここ数年、徐々にではありますが参加者が増加傾向にあります。参加人数が安定的に見込まれるのであれば、会場も検討しなければならない課題ですが、当研究会は年会費を納めない運用形態であるため、企画を立案して当日の参加まで何人来るか分からないのも実情です。 もう少し大きな会場でやって欲しいと言う声もありますが、参加費用は現状維持としたいのでもうしばらくこのままの運用が望ましいと判断しております。

次回は、10月14日土曜日に矢野邦夫先生をお迎えして、CDCガイドラインの解説をお願いしております。他のプログラムはこれから検討しますが、参加をご希望の方はお早めにお申し込みくださるようお願い申し上げます。

今日は快晴!仙台で研修を終え大阪へ移動しています。機長から「富士山が見えます」と親切にアナウンスがありましたが、運が悪く反対側に座っていたため景色を楽しむことができませんでした。さらに右側には「北アルプスが見えます」と・・・、隣のお客様が日よけを使っていたためこれも残念でした・・・



京滋滅菌業務研究会
代表
久保木 修
 
2017年5月10日
17回目の研究会

京滋滅菌業務研究会もおかげさまで9年目を迎え、17回の研究会を迎える事ができました。
今回は、基礎講座を2演題、講演を2演題としプログラムしています。この時期ですと、新人が多く入られるかと思いますので、滅菌業務の基礎である「洗浄」と「個人防護用具」についてしっかりと習得してもらう狙いです。さらに講演ではオリンパス株式会社から「外科内視鏡手術」ついて、村中医療器株式会社から「洗浄バリデーション」についてお願いしています。講演ではメーカーの立場として専門的な情報収集ができるかと思います。基礎講座や講演で新たな気づきや発見が出来れば幸甚です。

昨年は、ランチョンセミナーを導入して参加費も少しだけ上がりました。今年度も引き続きランチョン形式を採用しますが、お弁当ではなく、軽食とさせて頂きます。参加費についても役員で話し合った結果、現状維持という判断で開催する運びとなります。 研究会の運営も年々厳しい状況を迎えています。運営についても役員会で見直しを行い様々な改革を行っています。 軽食や飲料は皆様にご満足いただけるか分かりませんが、努力して運営しておりますので暖かい目でご支援くださいませ。

京滋滅菌業務研究会
代表
久保木 修
 
2016年11月1日
先日、第16回研究会が終了しました。
今回の企画は140名の方が参加され会場は賑わっていました。参加者の方、ありがとうございます。 また、展示企業も18社とこちらも多くの企業様にご支援いただきました。 今回は眼科に焦点を絞り、実態調査から始まり、メーカーと病院からの報告がありました。株式会社はんだやの吉岡先生からはマイクロ器械の基本的な取扱いや注意点、日本アルコン株式会社の松本先生からはハンドピースの構造や原理に加えメンテナンスの注意点、村中医療機器株式会社の松本先生からはドイツで発表された眼科器械の処理について解説と眼科マイクロ器械の洗浄について、富山大学附属病院の上原先生からは病院での再処理の実際についてお話しされました。 講演には眼科専門医である小林先生の講演で締めくくりました。 眼科の手術器械はとても繊細であるため、用途の分別が困難と思います。そこで、眼科専門医の立場から白内障手術と緑内障手術でどのような器械がどのように用いられるかを動画などで丁寧に解説くださりました。

また、施設紹介では新築移転された大阪医科大学附属病院 中央材料室の高橋典子先生から報告がありました。施設内の動線やバリデーションについても解説されこれも参考になったのではないかと思います。 裏話ですが、10月3日に役員会がありその時の申し込みは80名程度であったため、「テーマを絞り過ぎたか…」と反省をしていましたが、研究会が迫るにつれ申し込みが増加!結果、150名近くまで申し込みがありました。慌ててテキストの追加などを行いました。 参加者からは「眼科について情報収集する場面がなく、今回は様々なお話しを聴くことができて良かった」と意見がありました。このように皆様方の声が聞こえるのは主催していてモチベーションが上がります。 次回は5月に予定しております。テーマは現在模索中であります。





久保木 修
 
2016年7月24日
第15回の研究会が終わりました。
今回はランチョンセミナーを企画させていただきました。お弁当を食べながら講義を聴くことはなかなか慣れないかも知れませんが、時間が確保できない場合は有効な手段となります。 私自身も昼食を摂りながらのセミナーを開催したり、ミーティングを行っています。初めは不慣れでしたが数回実施すると慣れるもので時間の有効利用に繋がってます。ただ、文化を定着するのは多少なりとも時間のかかることですね。 講演の話に戻りますが、今回は尾家先生をお招きして消毒剤について正しい使用方法などを解説していただきました。WDの普及に伴い殆どが熱水処理するようになり滅菌部門では化学消毒剤を使用する機会がかなり減少したように感じます。 また、スポルディングの分類も適切に運用されるようになり、消毒剤の乱用もなくなったように思います。正しい知識を得ることでコストや業務効率も上がり安全につながるのが良いですね。



久保木 修
 
2015年1月3日
あけましておめでとうございます。
本年も京滋滅菌業務研究会をよろしくお願い申し上げます。

おかげさまで当研究会も7年目を迎えることができました。参加者の方々、協賛企業ならびに役員・事務局の皆様に感謝申し上げます。昨年は4回の活動を開催致し多くの参加者に足を運んで頂きました。ありがとうございました。

第13回研究会では大阪大学大学院医学系研究科 外科学講座 講師の竹政伊知朗先生から「大腸疾患における腹腔鏡手術の実際」というテーマでご講演して頂きました。それに関連したテーマで腹腔鏡に関連するテーマでパネルディスカッションを開催し5施設から取組みや課題等が共有されました。



第14回研究会では震災をテーマとして、仙台市立病院 手術室認定看護師 小野由美子先生から「東日本大震災を経験して」というテーマでご講演して頂きました。また、役員施設での災害対策について実態調査報告や大分洗浄・滅菌研究会から報告がありました。 来年もひとつのメインテーマに対して、実態調査や研究報告などを盛り込み昨年より良い研究会にしていきたい所存です。

    

早速ですが、今年4月に開催する第15回研究会ですが山口大学附属病院 薬剤部 尾家重治先生にご講演を依頼しております。また、初の試みですがランチョンセミナーを開催致します。是非ご参加くださいませ!

ひとつ残念なお知らせがあります。ご好評頂いた基礎講座ですが昨年12月をもって終了とさせていただきました。今後は基礎講座のあり方を再検討し、参加者に還元させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。



久保木 修



 
2015年1月26日

「作業」と「仕事」の違い。

両者とも同じような表現として使われますね。 皆様はどちらを選択していますか? 作業には創意工夫がなく、仕事は創意工夫をすることになります。 例えるなら、PCへの入力は作業であり、入力された情報を加工して提示するのは仕事となります。 入力された情報を加工しないままお客様に提示しても、提示した資料にどのようなポイントがあるかが不明確ですね。要はお客様が何をリクエストしているのかを適切に把握し、見たいポイントをどのようの見せるかを創意工夫しなければなりません。 資料作成を作業に位置付けてしまうと、一方的な資料になりそうですね。とても小さな文字で分かりにくい資料は、相手に伝えようと気持ちが少ないように感じます。 PCの入力作業で例えましたが、ルーチン業務でもその傾向に陥る事が多々あります。

初めの頃は緊張感を持って仕事をやってましたが、気づいたら作業になり、単に早さを競うだけになります。早さを追求すると安全性が軽視されやがて大きな事故へと繋がる可能性があります。ここで、同じ意味で使われている、「早さ」と「効率性」です。 また、この解説をすると長くなるので止めておきます。 退屈な仕事「ある人は罰ゲームと嘆き」、「ある人は実験の場とし楽しむ」。まさにどんな仕事でも捉え方や視点を変えるだけで、作業になったり仕事になったりします。 まだまだ、偉そうな事は言えませんが…


久保木 修

 
2015年1月1日

新年、おめでとうございます。

皆様、去年はどんな一年でしたか? 1月に計画した目標は達成しましたでしょうか? 研究会を振り返ると、今年は1月の基礎講座から始まり、定例研究会は4月と10月、基礎講座は6月と12月とたくさんのイベントがありました。 これまで基礎講座は7月と1月に開催していましたが、1月は雪の影響などで遠方からからお越しの方が満足に参加されないこと、また会場も空調の調整が難しいことから今年はひと月早く12月に開催することとなりました。 京滋滅菌業務研究会も7年目になります。今でも第1回の研究会が印象に残っています。当日は朝から大雨で出足が鈍るのではと思いましたが、運良く開催前には雨も上がり、多くの参加者がお見えになりました。また、メーカーも11社協力して頂き初回にしては上出来であったことを覚えています。早々に成功の体験をしたので、後は更に良くなるように改善を続けることが必要と感じています。

一頭最初のイベントは記憶に残るとされますが、これは指導の場面でも同様であります。新しいメンバーに対して、「この仕事は面白くないで」「なんでここに働きに来たの?」などと冗談でも発言をしてしまうと、この言葉は結構記憶に残っています。 このような発言をするトレーナーはやや問題ありですね。 初頭の言葉はしっかりと選んで発言しなければなりませんね。みなさまのご施設では新しいメンバーに対しどのようなメッセージを発していますか?


久保木 修

 
2014年12月7日

言うのは簡単、実行するのは根気と粘りが必要!

私は、仕事に限らず様々な場面で企画をすることがあります。 私の場合、頭に描いた構想をノートに書き起こし、パソコンなどで文書化していきます。 私が特に拘っている部分はストーリーです。ストーリーが優れていると違和感なく事が運びますが、ストーリーに無理があるとどうも納得できないんですね。 思い描いた企画を実行するにも、実行する時期はとても重要です。向かい風ですと上手く事が進みませんね。逆に追い風ですと良い展開になるかも知れません。風を察知するには、コミュニケーションが重要になります。普段からコミュニケーションを構築できていると空気感やニーズも掴めます。 また、メンバーの協力なくしては上手く事が進みませんね。これもメンバーへのコミュニケーションが重要になります。メンバーには企画を実施する、メリットやデメリットに加えて、計画が上手く行かなかった場合のプランBも用意しておくことを説明しておきます。 企画が業務改善とすると、ゴールは長い道のりになるかも知れません。途中で脱落したり、否定的になるメンバーも発生するかも知れません。この場面で諦めてしまうともったいないですね。せっかくやる気を出したメンバーもいる訳ですし…

ここで根気が必要になるのではないでしょうか? 例えば、駅構内のエスカレーター増設工事があったとしましょう。工事期間はとても窮屈になり、ラッシュ時は更に混雑します。利用者は非常にストレスを感じることでしょう。また、ホームは混雑により転落のリスクも存在します。 工事が無事に終了しエスカレーターが完成すると、利用者の快適性は増し工事期間のストレスは解消されるでしょう。 業務改善をスムーズに行うためには、ゴール(完成予想図)と工程と期間が必要になりどの程度期間、我慢が必要になるかを想定し伝えなければなりません。 例えば、業務改善のゴールが1ヶ月掛かるとすると、期間が可視化されていれば我慢することも可能ですが、見通しの立たないゴールですと不安感や不満が増大し、我慢も限界に達することとなります。

多くの仕事を通して言えることは、変化を好む人、好まない人が存在すること。 また、変化を好む文化もあれば、変化を好まない文化もあるということ。 後者の場合は、更に根気と粘りが必要な気がします。


久保木 修

 
2014年10月7日

以外な試練?



10月5日札幌にて、スリーエムヘルスケア様が主催された滅菌保証セミナーにて講師を務めさせて頂きました。 セミナーは日曜日の午後からでしたが、道内から120名程の参加者がお見えになりました。 座長は旭川医大の手術部長の平田哲先生が担当され、講師の先生方は、順番に東京保健医療大学の伏見了先生、久保木、スリーエムヘルスケアの染谷拓先生、札幌医大の菅原ひろみ先生でした。 伏見先生からは、洗浄の基本や実務に関する留意点などを細かく解説されていました。 染谷先生からは、欧米での滅菌業務の現状や課題。PCDに関する規格の問題について詳細に解説されていました。菅原先生は、札幌医大の材料部の現状報告や改善など、実践に直結する内容でとても有意義な講演でありました。 最近、よく拝見するホロー型PCDの規格もISOにて検討中であるのですね。材質の観点や長さやラセンの大きさも関係するみたいで規格を統一することが難しいとの事でした。どの講義も参考になる内容で、勉強させて頂きました。

私からは、滅菌材料室で必要な項目について(記録や手順、トレース)解説し、またインジケータの使い方について説明させて頂きました。 特に誤解される化学的インジケータなクラス分類と生物学的インジケータの負荷の掛け方(PCD)です。また、最近では生物学的インジケータの代わりに化学的インジケータを代用する施設があるため、必要性の意義をお話しさせて頂きました。 化学的の生物学的を混同されているようですが、評価するものが違いますので簡単に変更するのは、多少危険かと… また、生物学的インジケータの回数を減らすとコスト抑制に繋がると報告されていますが、これも一旦コストを削減してしまうと、次に予算を確保することが非常に困難な状況になります。滅菌の効果判定は、複合的に実施することが求められます。 どのように戦略を練り、どの部署とコラボするかも腕の見せ所かも知れませんね。 参加者の方々、メーカーの方々、ありがとうございました。  

冒頭に書いた試練とは、 台風の影響で翌日の目的地である仙台便が欠航となり、電車で移動を余儀なくされました。札幌から仙台まで8時間くらいですが、車中で仕事などをしていました…日本は広いですね でも、セミナーに影響が無くて良かったです!


久保木 修
仙台に向かう車中にて

 
2014年10月4日

10月4日土曜日に第12回研究会が無事に終わりました。



今回は、128名の参加者と20社の企業が展示されました。ご参加くださりありがとうございました。 今回の講演は「手指消毒」と「低温滅菌」の二題と、研究報告が三題でした。今回も非常にタイトなスケジュールではありましたが、何とか時間通りに終わりました。 これも、演者の先生方と会場の皆様のご協力です。これもありがとうございました。 さて講演Ⅱの低温滅菌に関してですが、改めて聴講すると様々なリスクが存在することが改めて理解できました。やはり、滅菌剤というのは芽胞を死滅させることができるので、残留すると人体に対しても影響があるかと。 このリスクの部分について情報共有を怠ると、滅菌業務の従事者にも影響を及ぼします。 これからは、医療施設からもメーカー側にしっかりと情報を引き出すことと、メーカー側からもメリットばかりでなくリスクの部分も開示が必要と改めて感じました。 私の研究報告で恐縮ですが、WDの洗浄プログラムもメーカーに全て依存(設定を依頼)すると、よろしくない結果に結びつくかも知れません。 今回は、『すすぎ』を題材にした研究でしたが、すすぎ回数が少ないと洗浄剤が残留することが明らかにされました。何気なく使用している装置が、ひょっとしたら、影響を与えているかも知れませんね。時短は滅菌材料室にとってすごく重要なテーマですが、常に安全に傾く業務を構築しなくてはいけないと改めて痛感しました。

安全と言えば、オペレーションするスタッフの教育や訓練と共に重要な標準業務手順書になります。これは、標準業務手順書はSOP(Standard Operation Procedure)と言われ、航空業界などでは当たり前に導入されているそうです。 マニュアルはどの施設にも存在しているかと思いますが、特に意識して作成したのは、行動手順です。行動には順序がありますが、例えば、蒸気滅菌を操作する項目が10あると、ベテランになると少し順序を入れ替えても、安全に操作はできます。しかし、本来のあるべき姿からすると、順序は入れ替えてはいけませんね。それが、新人に対しての指導ですと、ベテランAさんとBさんの教え方が異なることも否定できません。 また、重大インシデントが発生して検証しようとしても、標準業務手順書がなければ正誤が分からなくなってしまい、効果的な再発防止策や改善行動につながりません。 このような場合は、決まって『本人の不注意』、『気をつけて仕事します』などと記載され個人の責任にされ反省がありません。また、同じ事を繰り返す可能性があります。 SOPを導入し上手く運用するには、スタッフの参画や動機付けも必要になり簡単なものでないと痛感しました。主旨を理解してもらう事から始めないと、絵に描いた餅になるのかな?

偉そうな事を書きましたが、私なんかまだまだです。 やるべき事は沢山ありますが、出来ることから研究テーマに落とし込んで、皆様に良い情報提供が出来るように頑張ります。 今回は新しい取り組みで休憩時間を利用して企業セミナーを企画しました。参加されましたでしょうか?試験的に実施しましたので役員会にて評価を行い今後継続するかを判断させて頂きます。

最後になりましたが、吸引嘴管の前処理は垂直に浸漬するより、縦に浸漬した方が洗浄効果は高くなります。その理由は、空気が良く抜け洗浄剤がより良く接触するからです。また、汚染物も重力により下側に落下するからです。ポスター演題で掲載していましたが、何気ないことも研究すると面白い結果になるかも知れませんね。


久保木 修
札幌に向かう機内にて


 
2014年6月22日

大分での講演を終えて。



6月21日土曜日は、「第2回大分県洗浄・滅菌研究会」にお招きいただき、洗浄についてお話しさせて頂きました。今回の内容は、洗浄評価の種類と取組の方法と洗浄バリデーションの項目にある、温度測定やテストデバイスの使い方や評価方法に加え洗浄インジケータの使い方などと少し深い内容で構成しました。それと、少しだけ吸引嘴管の洗浄について情報提供させて頂きました。 少し難しい内容だったと思いましたが、参加された方は真剣な表情でメモを取っていました。 朝から雨の一日でしたが、80名ほどの参加者が来場されました。 今回、企画して頂きました役員の方々と会場運営を支えてくださった方々、展示メーカーの方々に感謝申し上げます。

これからも、少しでも滅菌材料室で勤務されている方にお役に立てる情報が提供できるように頑張ります。


久保木 修

 
2014年6月15日

大きなイベントが終わりました。



6月は、7日に基礎講座と12~14日は新潟県で第89回医療機器学会と大きなイベントが立て続けにあり少し大変でしたが、両者ともなんとか無事に終わりホッとしています。 基礎講座は、3クール目の第一回となり内容を少しリニューアルしました。今回の講義は、滅菌材料室の機能と役割、感染管理の基礎、洗浄、洗浄評価の内容でした。少し天候が不安定でしたが、104名の参加者が訪れ熱気にあふれました。 今回は、「滅菌材料室の役割と機能」を追加して欲しいと要望がありましたので、一コマ時間を頂きました。施設により、状況はかなり異なる部門であるのは確かです。 滅菌の質保証やシングルユースの問題など多岐に問題を抱え、また理想的な運用に近づけようとご苦労されていると察します。価値観が異なる方に説得するのは、とてもパワーのいることであり、同時に粘り強さも必要になります。 例えば、シングルユースの諸問題についても、「シングルユースだから廃棄したら良い」は模範解答ではあり、当たり前でなければなりませんが、どのように戦略を練ればこの案件が実現出来るのがが説明されないと、ただ単に医療施設の背景で片付けられます。診療報酬改正などで、病院経営はとてもシビアな状況を迎えています。でも、経営が厳しくても滅菌の品質保証は確保されなければなりません。いつも、矛盾を感じながら仕事をしているのも事実です。 研究会は様々な立場の方が参加されていますし個人の発言が影響度を与えると考えています。

私は研究会代表と、会社の教育を担っています。他の方々に比べてお話しする機会が多いも事実です。しかし、発言した後の影響度を鑑みると、個人の見解が研究会の見解、また会社の見解と取られる可能性がありますので、言葉を選んでお話ししているつもりです。しかしながら、講演などを振り返るといつも反省すべき点が多いです。 私自身が聴講する立場であると、講演で勇気付けられテンションが上がる場合もあります。もちろん、その反対もあります。できれば、前者のようにテンションがあがるような講演ができればと思いつつ、いつもヘタで成長しませんね… 。

次回、第12回研究会は10月4日になります。講演は新潟県立六日町病院の市川高夫先生をお迎えして、WHOの手指衛生についてご講演をお願いしています。更に、低温滅菌装置に関する情報と研究報告を予定しています。また、多くの方に参加して頂きますよう役員一同頑張りますのでよろしくお願いします。
来週は、大分県洗浄・滅菌研究会で講演です。


久保木 修

 
2014年4月22日

第11回研究会ですが、今回は133名の参加者と23社の協賛企業に支えられ無事に終了しました。今回の内容は、洗浄や滅菌の技術的なお話ではなく、材料滅菌室の役割などに重きを置いた構成としました。滅菌材料室は診療部門とは異なり、持ち出しが多い部門です。利益は生まない部門ですが、安全性が欠けてしまうと患者安全に影響を及ぼすことはご存知の通りです。安全に運営するためには、病院から投資してもらう必要性があります。また、外部に委託すれば「全て良し」ではなく適切に連絡を図り、お互いの質を高める戦略が必要かと改めて考えされられました。
今年度も、研究会及び基礎講座を定期的に開催し、参加される方に良質な情報を提供していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。ちなみに基礎講座はプログラムをマイナーチェンジし新たに行いますので是非ご参加ください。
今回で、役員の徳田さんが退任されることになりました。徳田さんには立ち上げから約6年間支援して頂きました。本当にありがとうございました。